高崎市の再開発として位置付けられた八島町地区優良建築物等整備事業によって建設されました。設計者のテーマは「匠の技をこの地に残す」です。コンクリート打ち放しがスタイリッシュな存在感とどっしりとした安心感を街に与えます。竣工より15年を経た今では時間の流れとともに街並みに融け込みしっかりと歴史を刻んでいます。L型の敷地形状をいかに生かすかが大きな課題でありましたが、日々季節によって変化するコンクリートの壁面が少しずつ土地に馴染み住居空間からもれる明かりや音、植栽が高崎西口のオアシスとなっていればと思います。
ギリシャ語で「自分のものを作る」の意味を持つIDIOM。この場所をステージにここで暮らす人が自由に自分らしいライフスタイルを描き、企業やショップが街の賑わいを創出するビジネススタイルを作っていく、そんな人々を歓迎すると言う気持ちを込めました。我々施工者も「創造」や「挑戦」と言う思いの中でこの事業に取り組み、この建物を建てたという表明としたのです。
イディオム集合住宅八島町地区優良建築物等 |
NODO 33テナントビル(仮称)藤井ビル新築工事 |